8月15日

2011年08月20日 18:41

 私は、このところ毎年、この日には総理大臣に代わって靖国神社に参拝をしています。
 しかし、今年は、英霊の方々も国民もあのカスの連中にだけは参拝して貰いたくないと思っておられるでしょうから、今回私は、総理大臣の代わりではなく、それ以外の一般の方で参拝できなかった方々に代わって参拝して参りました。
 18日の稽古の会に靖国神社のお神酒を持っていったこともあってか、稽古の後の飲み会の話題に、靖国のことや戦争のことがでました。
 
 このそば打ち仲間の方々は、そば打ちという伝統技術にいそしむ保守的な立場にあって、年齢も60歳後半から70歳位の相応の見識もお持ちの皆さんです。
 であるのに、その考え方は、いわゆる戦後民主義的な傾向が、残念ながらあります。この数十名の仲間のうち、この考え方に対して明確に否定的な考えを持っているのは、警察出身のNさんと自衛官出身の愚生の二人だけで、他の大多数の方々は多かれ少なかれ、東京裁判史観、自虐史観に染まっておられます。
 急いで言わなければなりませんが、だからと言って皆さんをさげすんだりするつもりは全くありませんで、戦後の日本人に内在している問題の根の深さを痛感するのです。

 この日の飲み会で、ある方が、「日本は無茶な戦争をした。竹やりで戦争しようなんて‥」という発言をされました。
 これを一言で言えば、「先人は愚かであった」ということです。
 ご本人としては、先祖に対する純粋な尊崇の念はお持ちになっており、心からそうは思っていないはずなのですが、大東亜戦争に関わる先人達、特に軍人達には嫌悪感を持ってしまう、ということだと思います。
 これはなぜでしょうか。

 人間は、素直に育てば、両親をはじめ肉親に対する愛情を自然に身に着けます。そしてそれは、この肉親に連なる先人達に及んで行き、これらの人たちによって構成される祖国に対する愛情につながります。これがごくごく自然な姿なのですが、上の例のように、我が国では必ずしもそうなっていません。どこかで、そうさせない力が働いたからなのです。その力は、終戦の直後から現在に至るまで、教育の分野をはじめあらゆる分野で加えられ続けており、日本は悪い国だ、愚かな国だ、という考え方がしっかり刷り込まれているのです。
 「日本は無茶な戦争をした。竹やりで戦争しようなんて‥」という発言もその結果と言えます。

 「無茶な戦争を‥」といいますが、戦争はひとりでは出来ません。相手との相互関係で生起します。果たして、日本だけが邪悪で、米国は善良だったのでしょうか。事実はむしろ逆で、邪悪な米国(西欧)が、圧力をかけて来、日本は立ち上がらざるを得なかった‥、これが実際に近いのです。
 百歩譲っても、悪いのはお互い様と言って良いはずです。自分だけが悪かったような考えは、道徳的には褒められるかもしれませんが、現実の国際社会では通用しません。笑われるだけなのです。根がやさしい日本人はこのところがよく理解しにくいのだと思います。

 「竹やりで‥」の話ですが、これは戦争の末期の末期の話で、国民の覚悟を高めるための方策です。本当にこれで戦って勝とうなどと信じていた人はほぼいなかったと思います。

 実際には「竹やり」どころか、零戦や大和に代表されるような、世界に冠たる科学技術力がわが国にはありました。用兵上のまずさはありましたが、「竹やり」云々の部分だけをことさらに取り上げて卑下する必要は全くない、ということです。

 ついでに言うなら、当時、戦争のための一大軍事システムとしての空母機動部隊というのがありました。これを数個部隊保有し、これらを実際の場面で使いこなせたのは、世界でアメリカと日本だけでした。中国がこの間、やっとこ1隻、空母を建造(改造)しましたが、これをシステムとして使いこなすにはあと10年掛かるといわれています。そういう凄い力を当時の日本は持っていたのです。

 私達は、先人を、もっと胸を張って誇ってよいのです。
 当時も今も保有する科学技術力に自信を持って良いのです。
 (科学技術力のみでなく、大震災で示した日本人の徳性にも世界に誇るべきものがあります。)
 こういう自信が、日本の国力を増進させる一番の大元になります。

 8月15日が、英霊を単に「慰霊する」日でなく、自信を持って「顕彰する」日になれば、日本も相当変わると思います。かなり時間がかかりそうですが、靖国神社の人並みを見ると、徐々にそちらに向かっているような気がします。

 伝統を繋ぐ私たちは、こういう観点をもう少し強く持っても良いように思います。


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