放射線、安全なのか不安全なのか

2011年03月25日 22:46

マイクロ・シーベルトがやっと耳に馴染んだらベクレムというのが出てきました。
私たちは、一体どう判断すればよいのでしょうか。
 正直なところ、安全なのか不安全なのか判断がつきません。
 テレビでは、その数字を、レントゲンの際の放射線量などを引き合いにするなどして、手を変え品を変えて説明をし、「よって、心配ありません」等と結論付けています。
 しかし、私たち素人には納得がいきません。

 普段、まったくなじみがないことについて突然に話されても、簡単に理解が出来るものではありません。また仮に理解ができても、それは知識としての理解であって、行動につなげるほどの深い理解をするのは大変難しいと思います。
 私たちが知りたいのは、要は、今、避難すべきなのか、食べても良いのか、飲んでも良いのか、ということであって、いうなれば細かい理屈はどうでもいいのです。

 通常、このような場合には「信頼できる」専門家の意見に従うのが普通です。
 例えば、医療。
 どんな病気であっても、治療の概要を説明してもらえば、あとの細かいことは専門家である先生にお任せし、先生の指示に従うのみです。
 これが、自分で判断できない事態を解決する場合の唯一最善の方策といえます。

 ところが、原子力事故に関する今の状況は、なにより恐怖心が先立っていますから、そういうことすら判断が出来なくなってしまっております。そこに、このシーベルトとベクレム‥。

 この状況、どうすれば良いか。
 解決策は、「信頼できる」専門家が、その答えだけを「信頼できる」形で述べるようにすることだと思います。
 例えば、原子力の専門家、放射医療の専門家が「自分がそういう条件下に置かれたらこうする」という風に、公式の場で断言して貰うことだと思います。

 例えば、
 「◎◎マイクロ・シーベルトの場所に、私も家族も普通に生活します。」
 「△△ベクレルの野菜は、私の家族にも食べさせます。」
 「◎△ベクレルの水道水を使って乳児のミルクを作る場合、私の孫には使わせます。勿論、家族の飲料に使います。」
 ‥等など。 

 これが、一番理解を得やすいと思います。
 ただし、これには、その人が信頼できる人であると評価して貰えていることが条件です。
 これは、その人の話を30分も聞いて貰い、話の内容やその態度から誠実さが十分に感じ取られるようであれば良いのではないでしょうか。(本当は、不断に信頼関係が作られていなければなりません。)

 私は、NHKが、そのための専用の番組を作るべきではないかと思います。
 その番組のなかで、上のような「信頼できる」状況をしっかりと作って、国民教育をすべきです。全力を挙げ、繰り返し繰り返し放送するのです。それが社会の公器たる、かつまた準国営放送局たるNHKの責任であるはずです。しかし、実際は他のメデイアと一緒になって、悲惨な状況をつなぎ合わせ、いわば不安を煽っているのではないでしょうか。残念なことです。

 そして、こういう点をもっと自覚しなければならないの人がいます。
 政府の要人たる菅総理、枝野官房長官ですが、残念ながら、お二人はまったく不適です。

 まず、真心が感じられません。
 国民のためという覚悟がなく、まるで国会答弁のような責任回避の言葉使いをしているからです。
 今、枝野官房長官が多用しているセリフ、
 「直ちに健康に影響する数値ではない」
 が、その良い例です。
 国民は、真剣ですし、人を見る目は普通に肥えています。
 二人は逃げを打っている、というのが解かるわけです。

 ここでは、
 「健康に影響はありません。私は私の子供に食べさせることが出来ます。」
 とでもいうべきです。

 菅総理にいたっては、泳いだような目で会見に臨み、事務連絡的な発言をするだけで、魂が震えるよな言葉は全くありません。(その一方で、見えないところでは怒鳴り散らして、相手を震えさせているらしい‥。)
 ここに、なによりも大切な「信頼感」は、ひとかけらも感じられません。
 
 以上、伝える側のことを書きましたが、ここは一番、受け手である国民側がしっかりするしかないような気もします。
 世界が驚嘆する日本人の凄さを、静かに発揮しなければならない、そんな状況に我々は置かれています。



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