--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

目指せ四段(13)切り(腕の力と脇の締め)

2010年12月30日 12:00

 昨日(29日)はほぼ終日、贈答用(?)の年越し蕎麦をそば打ち倶楽部の道場で打ちました。
 1.5kを5玉打って、腰が痛くなりました。昨年の同日のブログを見ると、全く同じ作業状況でした。
 さて、今回は、この5玉の連続作業中に、「切り」についてあれこれと考えてみました。
 道具を手に持ってなにかをするとき、その使い方には共通するものがあるように思います。
 剣道の竹刀、テニスのラケット、ゴルフのクラブ、大工の金槌、‥いづれも効果的な打撃を与えるためにスナップを効かせます。そして、そのためには、手に力を入れることなく、インパクトに向けて腕または体を振って打ち抜いていきます。

 私がゴルフを始めた頃(からかなりの期間まで)のことですが、この辺の感覚が分からず、手、腕先から肩にかけて相当な力を入れてクラブを振っておりました。クラブを握る力は、指に血がにじむ程でしたが、その割にはボールは全く飛びません。人からは「力が入りすぎだ。もっと力を抜いて。」などと注意を受けるのですが、私は「力を抜いたら、ふにゃふにゃになって、立つ事もできなくなるじゃないか。」などと減らず口を叩くばかりでした。要するに、力の使い方のコツが分からず力任せにクラブを振っていた訳です。(球筋は極端なスライス系。私はどちらかというと右翼系の考え方をしていますが、グリーンを攻めるのも、いつも右からでした。)
 
 話をもどしまして、包丁の使い方も原理的は同じだと思います。
 手で柄を強く握りすぎると、包丁を上手くコントロールできません。また、手に意識が行くと、ゴルフで言う手打ち、手ごねになってしまい、ナイスショットになりません。そして、肩や体全体に力が入ってガチガチだと、連続動作に必要な効率的な動きが出来ません。しかし、だからと言って力を抜けば、包丁を落としてしまいます(あら、また減らず口を言うてしもた。失礼。)

 ここにも、力の使い方のコツがある訳です。
 私は、次の3点ほどがポイントではないかと思っています。
 
1 手の握り
  掌(たなごころ;てのひら)の全体で、柄を包むようにする。
  このとき、手で柄を握るとか掴むというのではなく、感覚としては柄を掌で包みこみ、その手の上から包帯を巻いて動かないように固定している、という感じです。つまり、手で握っている、という感覚を少なくして握る、ということです。

2 包丁を動かす力
  手で動かすのではなく、腕と肩で動かすという感じ。
  この時、包丁を介して麺体へ加えられる力の軸線(ベクトル)は前腕の骨から親指の付け根にかけて存在している、という感じです。つまり、親指の付け根付近で柄を押す感じ。
  こうすることで、包丁の動きが鉛直面に沿ったものとなり(手は包帯が巻かれて固定されていますからね。)、手ごねでふらふらすることが少なくなるようです。
  その他として、切り進む際のスピードは早めが良いようにおもいます。麺帯の上に包丁が乗ったら、スッと一気に切り進む、という感じです。

3 腕と体の関係
  腕の動きの左右のブレを少なくし軌跡を安定させるために、右脇を締めます。
  ある高技能者(鈴木正光氏)は、「左脇を締めよ。そうすればそれに応じて右脇が適度に締まる。」と言っておられました。
  右を締めよ、というとそこに意識が行き過ぎるから、ということではないかと思われます。
  脇を締めるのは、剣道、ゴルフ、テニスにも共通しているようです。

 とりあえず以上です。
 要は、切り方はどうであってもちゃんと切れれば良い訳ですが、私の場合はこんな風に思っています。いかがなもんでしょうか。乞うご意見ご感想。

 
 さて、道具を手に持ってなにかをするとき、その使い方には共通するものがあって、その例として、本文の冒頭では、剣道の竹刀、テニスのラケット、ゴルフのクラブ等々を挙げました。
 これらの中には、共通するもう一つの大事なことがあります。
 それは「フォロースルー」です。
 フォロースルーとは相手を打ち抜いて残身を作るということで、その状態にまで意識と体を連続させないと良い打撃にならない、ということだと思われます。

 では、包丁ではどうか。
 あるプロがおっしゃってましたが、わずかではあるがフォロースルーがある、ということでした。
 私には良く分かりませんが、高技能者が高速でトントン、トントンとリズム良く切っていく様子を見ると、その中にこれがあるのではないかと想像します。


 今年の年越し蕎麦打ちでは、昼飯を食べるのが面倒で、昼飯抜きで打ち続けました。
 夕方には、倒れそうになりました。
 来年も恐らく同じ時期に同じように作業をすることになると思いますが、「昼飯はちゃんと摂るように!」(来年の自分に向かって。)


コメント

  1. 麺殿 | URL | -

    たか陶様 今年もよろしくお願いします

    ご指摘の3点はとても参考になりました。 
    1 手の握り
      のように握って

    2 包丁を動かす力
      のような動きを追求したいと思います。

    3 腕と体の関係
      についてはこれまであまり意識してませんでしたので気をつけてみます。

  2. たか陶 | URL | G5Zeud3U

    手の握り

     包丁の握りとの関連について磐石の自信や強固な理論があるわけではありませんし、その道のプロでもないのですが、テニスとゴルフについては、掌(たなごころ;てのひら)による包み込むような感触というのは重要であると、私は強く感じました。
     そういう握りをして、体で振っていくと、気持ち良いインパクトに繋がるようです。
     多分、こういうものは共通していると思うのですがねぇ。

     「それはね、こうなのだよ」と、言えない所がもどかしいッ。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://mokuyokai.blog18.fc2.com/tb.php/56-84559262
この記事へのトラックバック


最新記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。