チリ落盤事故報道-なんかおかしい。

2010年10月13日 23:34

 今夜は稽古日。
 書くことがあったのですが、今日は、ちょっと違う話を。
 
 帰宅し、テレビニュース(NHKの9時からやっている報道番組)を見ていますと、話題はチリの落盤事故のこと。
 そういえば、今朝の、みのもんたの報道番組も、そのことで盛り上がっていたなぁ。

 テレビのアナウンサーが、声を張り上げて実況をしています。
 「今、11人目の誰それさんが救出されましたっ。」

 テレビ画面では、まず、大仰な模型を使って救出劇の説明。
 そして、救出される誰それさんに関する細かい情報を述べ、家族のコメントを流し、なんとかいうカプセルから出てくるシーンを流し、家族と抱き合うシーンを流し、テレビ画面の男女のNHKアナウンサーは、良かった良かった、と顔を見合わせながら喜びのコメントをする‥。

 でも、
 なんかおかしいと思いませんか?


 2ヶ月間、地底での苦しい生活を過ごしたことは大変だったと思います。
 確かに、生存が確認されるまでは死をも覚悟する言葉に言い表せられない状況であったでしょう。私も、発見の時には、ある種の感動を覚えました。

 しかし、それを越せば、あとは、(言い過ぎかも知れませんが)いうなれば単なる救出劇。技術の問題。なんとかなる。
 ところが、発見以降、エスカレートする大騒ぎ。これには、若干白けた気持ちがありましたが、今夜のニュースのはしゃぎ具合を見ていると、もう嫌悪感を催してきました。

 確かに、大変な出来事であることは認めますが、もっと大事なことがあるだろう、と。

 北朝鮮に拉致されている、横田めぐみさんをはじめ何百人にも及ぶわが同胞たちのことはどうなんだ、と。
 お前ら、少しでもそのことを思っているのか、と。
 これは何十年も続いているのだぞ、と。
 家族の悲しみは、何十年も続いているのだぞ、と。
 こっちを救出するのが先だろう、と。
 少なくともその思いを前面に出すのが先だろう、と。
 お前ら、地球の裏側の誰それさんのことを得得として喋っているが、自分達の同胞のことをさしおいて、縁もゆかりもない、誰それさんのことを、今、言っている場合か?と。
 そのことを伝えるのが日本のメディアの本当の仕事だろう、と。


 情けない。情けない。
 本当に情けない。
 少しは、横田めぐみさんのことに触れろよ。
 他国は知らず、うちにはもっともっと大事な問題があるじゃないか。

 なんなんだ、これは。

 テレビを見ながら、グラスを片手についつい涙声になっていました。

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コメント

  1. 多楽 | URL | fJvsSK6s

    同感

    同じ思いを抱きました。

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