目指せ四段(1)

2010年06月23日 22:00

 このところ余裕がなくて稽古にも行けず、ブログの更新もとどこおっておりました。
が、23日(水)に久しぶりの稽古を、気合を入れてやってきました。
 実は、どうしようかと迷っていた四段受験に今回(11月初旬)挑戦することに致しました。といっても、事前の書類審査などがあって、実際に受験できるかどうかは分からないのですが、受験できることを前提にして、以後、稽古の質と量を上げようと思っております。
 技量的にはまだまだのレベルだと自覚しているのですが、受験を先に延ばしてだらだらするよりも、近い目標を決めて頑張った方が生活にも張りが出るし、良い結果に繋がるように思います。

 ということで、23日(水)は、早速、飯◎さんの直接ご指導を得て、実戦的な稽古を致しました。
 結果は、時間内には一応は収まったものの、指摘事項盛りだくさんという状況でした。
 自分の力量について、自分ではそれ程悪くはないと思っているのですが、客観的に見るとそうではないのですね。ご指摘の数々、素直に納得しています。

 以下、ややオタクの分野に入りますが、ご関心のある方は、どうぞ。

1 水回し
  1.5キロを打ちますので、650~700cc程度の加水が必要になります。
  これを3回に分けて入れていきます。

 (1)1回目加水
   70%程度を入れますが、ここで大事なことはダマを作らないようにすることです。
   当日は、そんなに極端なダマは出来なかったという認識でしたが、ご指摘は「不可」でした。ポイントは、攪拌開始前の処置にありまして、水に接していない粉を撒いた水に優しくまぶすことから始めるという点です。
   理屈としては、こうすることで、あたかも如雨露を使って全体にまんべんなく水を撒いたかのような効果を生むということでしょうか。いずれにしても飯◎さんの言では、こうすることで絶対にダマはできない、ということですので、今後自分なりの工夫を加えながら教えを実行していきたいと思います。
   また、手先のさばきかたについては、最初から指を鉢底につけるのではなく、粉の表面部分から処置していくべきだ、ということでした。

  (2)2回目加水
    概ね最終予定量のチョイ手前くらいまでを入れます。
    このとき、高橋邦弘氏ほかプロの様子を見ていますと、水を左手に受けて鉢内に振りまくような動作で加水するのですが、飯◎さんは指先だけがぬれるようなやり方(計量カップの口元に左指を当てて水の流量を加減しながら水を流しだす要領)で、手がたくさん濡れないようにしたが良い、とのことでした。確かに、手が濡れてしまうと後の処置が面倒ですから、良いやり方だと思われます。これも、今後やってみたいと思います。
    水回しは、最後の決め水をどのくらいにするかどうかを考えながら行ないます。
    この水回しには、あまり時間をかけません。

  (3)3回目加水
    最後の"決め"のつもりで加水します。
この場面が前半の山場であり、そば打ちの醍醐味ともいえるのですが、予測が付くのであれば、予定加水量をきっちり軽量して、安心して投入するのが上策である、と私は思います。

2 丸出し
  目標は、均一の厚さで60cm程度の真円の形状です。
  いつも、作業途中の厚さがテーパーになってしまうので、厚い側を対象にした延し作業を行なわなければなりません。最終的に所望の形状にはなるのですが、無駄な作業量だし、均一性が安定的に得られないという欠点があります。
  これに対する飯◎さんのご指導は、麺棒の動きを前後の直線運動(厳密には、「前」では手を直線に移動させ、「後」では手を円弧に沿わせる)にするのが良い、といものでした。こうすることで、力を入れる箇所が偏在しないようにする、ということです。不規な動きによる力の入れ方では、安定して冒頭の目標を達成することが出来ない、という理屈です。これも、今後の努力の指向点としたいと思います。

3 角出し
  少し柔らかめのドウでしたし、丸出し(の厚さ・形状)に変形があったからと思いますが、「角」の部分に凸凹ができました。あまり、極端に角を尖らす必要はありませんので、加圧の仕方を極端にしないほうが良いようです。
  加圧の際の手の運びについて、指導をいただきました。
  加圧する際の手の動きに2つの工程があって、中心部分に両手を揃えて(平行に)動かす工程と、腕を広げた状態から狭くしていく(ハの字に動かす)工程がありますが、後者について私は逆ハの字に動かしいました。どういう差がでるのか、ちょっと分かりませんが、ハの字に動かすのが適当である、ということでした。理屈は後で考えてみるとして、ご指摘に従いたいと思います。

4 畳み
  最初、3枚に畳みます。
  ご指導は、畳み幅の長さを指の広さを尺度に測りなさい、というものでした。
  常に計測するのは重要なことですから、そういう習慣をつけたいと思います。
  1折り目の幅は、47~8cm。
  また、3枚重ねた時には、一番上の生地が外(左側)にはみ出さないようにするのが良いと思われます。

5 切り
  一束30本くらいを目途に均一に切っていきます。
  前々から云われていることですが、やはり全体に力が入っている、そうです。
  特に左手。ただ、左手はある程度しっかり押さえる必要がありますから、その辺のあんばいが大事です。
  もう一つのポイントは、右の上腕と前腕及び手をほぼ直線に保つこと。
  往々にして、切り進んでいくと上腕と前腕は直線になっていても手首から先が右に曲がって手先で切っている感じになります。
  両脇を適宜締めたスタイルを作り、切り進むにつれて体全体を左に移動させていき、右上腕から下は常に直線になるようにすることが大事。
  とのことでした。

 少し長くなりましたが、「目指せ四段」の初日の模様でした。
 ご指摘を受けながら思わず反論をしたくなるのですが、経験豊富な大先輩による観察結果という事実に基づくご指摘ですから、これは素直にお受けするほかありません。勿論、大先輩からであろうと後進の方からであろうと、指摘された点についてはまず耳を傾けるということが大事です。11月まで、より謙虚な姿勢で練磨をして行こうと思っております。

 目指せ四段!
      


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