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小型の小間板の製作(2)-性能試験

2014年02月07日 16:42

新しく作った小型の小間板を試してみました。
結果としては、一回の試行ですが、悪くはありません。
全くダメというのではなく、もう少し使ってみようという感じです。
 この小型の小間板の目的(「要求性能」)は、次の4点です。(前回の記事「小型の小間板の製作」参照。)
① 私の愛用のA4判サイズのバッグに入ること。
② 麺帯の幅に見合った幅であること。
③ 切っているときに麺帯が見えること。
④ 小間送り(小間板の平行移動)に支障がないこと。


上の各項目に対して試験の結果は以下のようになりました。

① 私の愛用のA4判サイズのバッグに入ること。
  バッグに入れてみましたが、スッと入りました。
  問題ありません。


② 麺帯の幅に見合った幅であること。
 下の2枚の写真は、普通サイズの小間板(幅25㎝)と小型小間板(幅20㎝)を麺帯(約22㎝)に乗せた状態です。

  小型小間板試験3 
               写真1;普通サイズ小間板を麺帯に乗せる

 写真1にみるように、普通サイズの小間板では、麺帯に対して大き過ぎになっています。
 この麺帯は幅が約22㎝でして、1㎏~1.5㎏の粉で打つ場合の概ね標準的な幅であろうと思われますから、常にこの位の余剰(無駄?)をもって作業しているということになります。

 次の写真2は、小型小間板を乗せた様子です。
  小型小間板試験1
                写真2;小型小間板を同じ麺帯に乗せる


 この写真にみるように、小型小間板は20㎝ですから、この22㎝幅の麺帯を完全にカバーしていませんが、実際に麺帯と小間板が接している幅は、20㎝弱になっていますから、形の上ではこれで十分といえそうです。

 以上のことから、小型小間板は「②麺帯の幅に見合った幅になっている」、といえます。


 ③ 切っているときに麺帯が見えること。
 透明の小間板の場合は別ですが、通常の小間板では切り作業の最中の麺帯の状態は見えませんので、その分、作業の困難性が増すといえます。
 麺帯の見え方は、下の写真のようになります。
  小型小間板試験2

 理屈の上では、切り板の線を基準にして、麺帯の線、小間板の線が変化しないように移動していけば、麺帯は真っ直ぐに切れているということになります。これが常に見えているということの意味は大きいかもしれません。

 上のことから、小型小間板は「③切っているときに麺帯が見えること」を満たしているといえます。


 ④ 小間送り(小間板の平行移動)に支障がないこと。
 この項目は、小間板の幅が小さくなる分、包丁による送りの際にぶれが出やすいと考えられるが、その点どうか、ということです。
 試験の結果としては、慣れれば問題はないのでは、という感触を得たという程度で、現時点では判定できません。
 実際に作業してみて、「慣れない小間板での作業で少し手こずった」という感想を持ちました。また、非常に軽い(101g)ので、動きやすい感じがありました。
 この④番は、最も大事な点ですのでもう少し使って見て、判定したいと思います。



 総合評価
 概ね合格。
 ただし、④について更に検証を積むこと。   …というところですね。



 今回、小型の小間板を作りながら、そもそも、麺帯より大きめの25㎝前後の幅になっているのはどうしてだろうかという疑問を抱きました。
 世の中には、小型のものがあるにはありますが、それらは多分初心者用として作られたもので、ほとんどは大きめのこのサイズに集中しているようです。
 数百年前に蕎麦切りが始まった頃、何らかの理由で、この幅が採用され、時代を下がるに従いそれが定着をし、道具屋は疑いもなくこの幅で製造を続けるようになり、打ち手もそれに使い続けている…、ということなのでしょうか。

 たしかに、ゆとりというのは大事です。
 例えば、地面に置いた板の上ならなんなく歩けますが、その板が空中に設置してあったら、同じ幅なのに簡単には歩けません。それと似たところがあると思います。
 でも、小間板については、そうかなぁ、と私は思う訳なのです。

 本件は、年頭に掲げた今年の目標「無駄をなくして…」の観点からも、もう少しやって見ようと思います。
 結果的に、「一見無駄に見えて、実は無駄ではなかった」ということになるかもしれませんが…。


   小型小間板試験4


 


コメント

  1. ゴンゴロ | URL | -

    駒板

    私は幅18センチのも使っていますが小間送りは全く問題ないです。

  2. 管理人 | URL | G5Zeud3U

     コメントありがとうございます。
     小型の小間板を使っておられる方、居られるんですねぇ。
     どういう動機で、そうされているのでしょうか?

     私はバッグに入る大きさにしたいというのが始まりだったのですが、考えてみると多少小さくても十分ではないか、と思ったのです。

     小間送りの精度については、幅が少なくとも18㎝~20㎝あれば問題ない、ということのようですね。

  3. ゴンゴロ | URL | -

    動機はたいしたことではありません、たまたま小さいのを買ったので使っているだけです、少量打ちの場合に使っています、大きいのも持っています。

  4. 管理人 | URL | G5Zeud3U

     小型のものは、やはり一般的には少量用なのでしょうね。

     先日、小型小間板の2回目の試用を行いましたが、安定が良くないような気がします。幅が短い分、ぶれやすくなるのは当然ながら、それは許容範囲ではないかと考えているのですが、微妙です。

     麺帯の縁が見え続けるので、これを観察しようとすると気が散る要因になっています。要は、慣れにもあるのかなとも思います。
     もう少し、試用を続けたいと思います。

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