2014年01月31日 10:35
小間板のサイズは、概ね、幅が約24、5㎝、長さが約30㎝が標準的です。もちろん、これよりも大きめのものもあります。
幅が24、5㎝になっているのは、畳んだ麺生地の幅が大体22、3㎝になりますから、これを確実に覆うことができる(確実に押さえられる)ようにするためだと思われます。
今回、自分専用の少し小さめの小間板を作ってみました。
幅が24、5㎝になっているのは、畳んだ麺生地の幅が大体22、3㎝になりますから、これを確実に覆うことができる(確実に押さえられる)ようにするためだと思われます。
今回、自分専用の少し小さめの小間板を作ってみました。
小さめのものを作ろうと思ったのは、普通サイズでは次の3つの不具合を感じたからです。
① 私の愛用のA4判サイズのバッグに入らない。
極めて個人的な問題ですが、最近、楽をするために肩から下げるバッグを買ったのですが、大きさはA4判サイズです。 蕎麦関係の道具を持って移動する場合に、このバッグに入るようにしたかった訳です。
これが小型化の第1の動機です。
② 麺帯の幅よりも大きいので、無駄がある(気がする)。
畳んだ麺帯の幅は、大体22、3㎝ですから、見掛け上数㎝の無駄(?)があります。
更に、状況を良く見ると、麺帯と小間板が実際に接しているのは20㎝強ですから、実際上このくらいの幅があれば良いのではないかと思った訳です。
③ 切っているときに麺帯が完全に見えない。
当たり前ですが、普通サイズの小間板は、麺帯を完全に覆うようなサイズですから、切りの途中の麺帯の状態は見えません。もちろん、きちんと切っていければ、見える必要はないのですが、往々にして麺帯がゆがんだりしますから、一回か二回は小間板を上げて、麺帯の状態を確認する必要があります。その手間を省くためか、世の中には、透明のアクリル板で作った小間板がありますのでそれを使う手もありますが、ちょっとそこまでは踏み切れません。
そこで、幅を狭くすれば麺帯の縁の線を見ながら作業するなんてことができるかも‥、と思った訳です。
さて、上は、私個人的に感じるメリットですが、デメリットも考えられます。
それは精度への影響です。
幅が狭くなりますから、包丁で送る際にぶれが出やすくなって平行移動をさせることが難しくなるかもしれません。
ま、それは使ってみての話、ということで、まずは作ってみました。
下の写真は、裁断した材料をとりあえず接合した様子です。
このあと、サンドペーパで形を整えていきます。

材料、サイズ等は次のとおりです。(寸法は概略)
A 花梨(かりん);200×27×5 …上縁の線が斜めにならないように、ここは慎重に付けました。材料は東急ハンズ。
B 桐(きり);200×22×5
C 〃 ;200×260×5
D 〃 ;200×40×5 …えいやっと、相じゃくり継ぎという継ぎ方をしています。(下図)

小間板らしく形を整えて概ね出来上がり。

裏を、浮造り(うづくり)「風」にしてみました。
材料は柔らかい桐ですから、陶芸で使う小道具(櫛状のもの)を使って、ぐいぐいと筋目を入ました。

普通判と比較するとこのようなイメージになります。

要目は、重さ101g 幅200㎜ 長さ260㎜ 高さ(枕)27㎜ でした。
(ちなみに下の小間板は、重さ242g 幅255㎜ 長さ295㎜ 高さ(枕)25㎜です。)
本器材は、次回の稽古日に性能試験を行います。
試験結果は、来週末あたりに。
① 私の愛用のA4判サイズのバッグに入らない。
極めて個人的な問題ですが、最近、楽をするために肩から下げるバッグを買ったのですが、大きさはA4判サイズです。 蕎麦関係の道具を持って移動する場合に、このバッグに入るようにしたかった訳です。
これが小型化の第1の動機です。
② 麺帯の幅よりも大きいので、無駄がある(気がする)。
畳んだ麺帯の幅は、大体22、3㎝ですから、見掛け上数㎝の無駄(?)があります。
更に、状況を良く見ると、麺帯と小間板が実際に接しているのは20㎝強ですから、実際上このくらいの幅があれば良いのではないかと思った訳です。
③ 切っているときに麺帯が完全に見えない。
当たり前ですが、普通サイズの小間板は、麺帯を完全に覆うようなサイズですから、切りの途中の麺帯の状態は見えません。もちろん、きちんと切っていければ、見える必要はないのですが、往々にして麺帯がゆがんだりしますから、一回か二回は小間板を上げて、麺帯の状態を確認する必要があります。その手間を省くためか、世の中には、透明のアクリル板で作った小間板がありますのでそれを使う手もありますが、ちょっとそこまでは踏み切れません。
そこで、幅を狭くすれば麺帯の縁の線を見ながら作業するなんてことができるかも‥、と思った訳です。
さて、上は、私個人的に感じるメリットですが、デメリットも考えられます。
それは精度への影響です。
幅が狭くなりますから、包丁で送る際にぶれが出やすくなって平行移動をさせることが難しくなるかもしれません。
ま、それは使ってみての話、ということで、まずは作ってみました。
下の写真は、裁断した材料をとりあえず接合した様子です。
このあと、サンドペーパで形を整えていきます。

材料、サイズ等は次のとおりです。(寸法は概略)
A 花梨(かりん);200×27×5 …上縁の線が斜めにならないように、ここは慎重に付けました。材料は東急ハンズ。
B 桐(きり);200×22×5
C 〃 ;200×260×5
D 〃 ;200×40×5 …えいやっと、相じゃくり継ぎという継ぎ方をしています。(下図)

小間板らしく形を整えて概ね出来上がり。

裏を、浮造り(うづくり)「風」にしてみました。
材料は柔らかい桐ですから、陶芸で使う小道具(櫛状のもの)を使って、ぐいぐいと筋目を入ました。

普通判と比較するとこのようなイメージになります。

要目は、重さ101g 幅200㎜ 長さ260㎜ 高さ(枕)27㎜ でした。
(ちなみに下の小間板は、重さ242g 幅255㎜ 長さ295㎜ 高さ(枕)25㎜です。)
本器材は、次回の稽古日に性能試験を行います。
試験結果は、来週末あたりに。
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