麺棒を細身に改造する

2013年11月15日 23:06

 私は、生来、モノを作るのが好きです。
 大概の人が多かれ少なかれ好きだと思いますが、私はだいぶ"多かれ"の部類に入るようです。
 麺棒も角材から作りましたが、今回、それを少し細身に作り直してみました。
 オリジナルの延し棒は、直径約30㎜です。
 30㎜にした理由は、多少でも太い方が、麺生地を巻き取る時の生地に対するストレスが(わずかでも)小さいだろうということと、格納用の紙管(※下欄)にぴったりと収まるからです。

 今回、使い勝手を良くするためにそれを細くすることにしました。
 細くすることで確実に軽くなりますし、しなりやすくなって多少は操作性が良くなるのではないかと考えたからです。

 下の写真は、加工前の状態で、いずれも延し棒です。
 左の棒(えぞ松)の色が赤っぽいのは、下地に柿渋を塗って漆が上塗りしてあるからです。
 右の棒(ひのき)は、クルミ油を軽く塗って磨いてあります。
     menbokai1.jpg

 下の写真はカンナ掛け用の治具(ジグ)です。
 柱材の上にアルミの"L"板をセットしています。
     menbokai2.jpg

 下の写真は、カンナを掛ける前の状態です。
 削った分が分かるように鉛筆で線を引いています。
     menbokai3.jpg

 下の写真は、カンナで一回挽いた様子です。
 鉛筆の線が、その分切れています。
 この後、180度回して削り、90度回して削り、45度回して削り…と作業をします。また、逆目にならないように気を付ける必要があります。
     menbokai4.jpg

 下の写真は、全体をまんべんなく削った状態です。
 右わきに置いているのは、紙管の中に紙やすりを丸め込んだものです。(最下欄に載せた"紙管"を適当な長さに切って、縦に割れ目を入れて紙やすりを挟めるようにしています。)
 紙管が一種のガイドの役割を果たします。
     menbokai5.jpg

 紙やすりは、80番くらいから始めて徐々に番手を上げて行って、仕上げは1000番位です。
     menbokai6.jpg

 ヤスリかけで注意を要するのは、全体の均一性です。
 紐で適度に締め付けて動かすと、太くなっているところが(抵抗が大きくなるので)分かりますので、その部分を重点的にヤスリかけすれば良い訳です。また、均一性のためには、大きな操作(ストローク)でヤスリ掛けした方が良いと思われます。大きな力を掛けずに、軽く、大きく前後させるのがコツです。

 下の写真は、削り終わりの状態です。
     menbokai7.jpg

 えぞ松=径29.8㎜/重220g →26.9㎜/177g
 ひのき=径29.2㎜/重249g →27.4㎜/219g  になりました。

 この後、両方とも、柿渋を塗って、漆を一回塗りました。本来、漆は何回も塗るべきものですが、つるつるぴかぴかになってしまっては手の中で滑らなくなりますから、一回にしました。従って、ざらつきがわずかに残りますから、転がるとシュルシュルという音がします。(柿渋と漆を塗ったのは、えぞ松では特に柔らかいので、表面を少しでも補強するためです。)

 実用試験の結果ですが、非常に具合いが良いです。
 軽いのが何よりです。
 ただし、"しなり"の効果は分かりません。

 麺棒の作り方は次回に書きます。
 カンナが使える方なら簡単にできます。

※紙管
 色々な用途で色々なサイズがありますが、内径30㎜で強度的にも大変手ごろなものがあります。東急ハンズの梱包資材のコーナーに売ってまして、長さは90㎝と180㎝(252円)があります。
 キャップは、ステンレスチューブ用のものがぴったりはまります。
 これも東急ハンズ(ステンレスチューブの売り場)に置いてあります。
     kamikan1.jpg
     kamikan2.jpg






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