長方形に四つ出しする

2012年04月21日 14:50

 少ない量でそばを打つ際、四つ出しの形が小さくなりますから、一発で必要な切り幅にはなりません。
 切り幅を大きくしたい場合には、肉分けの後、前後に所望の切り幅分を延して、それを90度回転させるなどの二度手間になります。
 これを、少ない量でも一度でやってしまおうという訳です。
 通常は、一回目、二回目の角出しをして葉っぱ形を作って、それを90度回転させ、直角方向に三度めの巻き延しをして正方形を作ります。
 
 これを次のようにして、所望の切り幅を持つ“長方形”を、一回で作ろうというものです。倶楽部の荻◎さんから教えてもらいました。

1 四つ出しの1回目と2回目は普通のやり方です。
  丸延しのAがBになります。
     yotu1.jpg


2 3回目の四つ出しでは、Bを90°回すのですが、90°の手前で、やや斜めの状態で巻き取ります。下の図は少し極端になっています。(斜めの角度の大きさで長方形の形が変わります。)
     yotu2.jpg


3 上のBを巻き延しするとCができ、これが重畳されることでDになります。
     yotu3.jpg


4 できあがりの形です。
  角度の付け方で長辺の長さが変わります。
     yotu4.jpg


5 ただし、注意しなければならない点があります。
  正方形に四つ出しすると、次のように、N・E・W・Sの各辺の厚さは均等です。
  したがって、前の記事で書いたような考え方で延しの作業を進めることができます。
     yotu5.jpg

 しかし、長方形に四つ出しをした場合、下図のようにN・Sが厚く、E・Wが薄くなりますので、注意が必要です。
     yotu6.jpg

 この理由は、極端な例で示すと分かりやすいと思いますが、斜めの角度が小さいと下の図のようになり、N・Sは厚いままになるからです。
     yotu7.jpg

 これは極端な例ですが、いずれにしろ長方形に作ると厚みが東西と南北で異なりますから、それをわきまえた延し方をしなければなりません。荻◎さんは高技能者ですから、問題なく出来ますが初心者向きではないかもしれません。


 面白いですね、これは。
 でも、こんなに図を作って説明するほどではなかったかも知れません。
 関心をもたれた方は、ぜひお試し頂き、所見をお寄せいただければ幸甚です。





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