東京都が尖閣を買う

2012年04月19日 13:00

 そば関係の記事を書こうと思っていたのですが、石原知事の「尖閣を買う」というびっくり発言がありましたので、今回も、そばとは「全く関係ない話」を書かせて頂きます。
 既にいろいろな意見が出ていますが、私は諸手を挙げて賛同します。さすが石原知事、という思いです。
 石原知事は発言の中で「東京が尖閣諸島を守ります。」「日本人が日本の国土を守るために島を取得するのは、何か文句ありますか。ないでしょう。やることを着実にやらないと政治は信頼を失う。」と言っています。
中国との関係において、また、今の政府の体たらくを見て、早く手を打たなければ取り返しのつかないことになるという判断によるものだと思います。
  isihara1.jpg

 購入するには、都議会(都民)の承認が必要になりますが、知事は当然、説明できると考えており、通せると踏んでいるのでしょう。また、仮に通らなくとも、事態の好転に寄与できると考えているのだと思います。
 テレビニュース番組の都民へのインタビューでは、意外でしたが、賛同する人が多いようです。また、百人程度の意識調査でしたが、過半数(6割弱)が賛成としていました。
わが国民は、そこいらの国会議員と違って、良識があります。(2万6千円の子供手当て騒動のときにも、多くの若いお母さん方が「要らない、もっとほかに使うべき」といっていましたね。)

 尖閣諸島の購入金額は10数億円といわれていますが。東京都民1,000万人で割れば、一人当たり数百円レベルのようです。これは、安いといってよいでしょう。寄付を募れば、私も含めて応ずる人は多いと思いますし、東京都が国に貸すという案もあり得ますから、金額がどうのこうのということで話が潰れることはないでしょう。

 いずれにしても、世界の石原が中国ににらみを利かすのですから、効果抜群です。
中国は新たな策を弄してくるのでしょうが、我が国にとって、ここは正念場です。私たちは頑張らねばなりません。

 さて、今回のこのニュースで感じたことです。
 今、政府民主党が何も決められないから、政治が完全に停滞している、といわれています。
 トップの力量不足です。(というより、欠如。)
 トップに求められるのは「決心」です。我々の日常生活をみても、大なり小なり、朝から晩まで選択(決心)の連続ですが、国家も同様です。
 ただし、国家レベルの問題になると、桁違いに複雑な事情が絡みに絡まっており、なかなか快刀乱麻というわけには行きません。官僚(軍では幕僚)が問題点の整理をしてくれますが、答えは必ずしも明らかにはなりません。そこで求められるのが、リーダーによる、見識に基づいた「決心」です。この「決心」こそが指揮官に求められる最大の仕事なのです。ところが、今の政府民主党は、それが出来ていません。なんだかんだと先延ばしをするし、「なんとか会議」は林立していても、責任を持って「決心」しないのです。

 なぜ、決心が出来ないのか。
 その理由は、明確な判断基準を持っていないからです。
 では、国家のトップにとっての判断基準とはなにか。
 それは、突き詰めていくと、健全堅固な「国家意識」です。言い換えれば、「日本に対する深い愛情、熱い想い」です。様々な問題の解決を図るときの判断基準をどんどんさかのぼって行けば、ここに行き着きます。つまり、ここがしっかりしているかどうかが肝心なのです。

 野田さんらに、それが「あるか?」と問えば、たぶん「ある」と答えるでしょう。しかしそれは、「理」としての国家意識であって、「情」としての心の奥底に燃えたぎるような国家意識ではないのです。だから、躊躇なく自信をもって決心できません。従って、それが行動にまで繋がらず、なんにも進まない、ということになります。野田さんらが判断基準にしているのは、残念ながら、私心、邪心であると思います。

 一方の石原知事。
 判断基準は、国家に置かれています。まさに「国を思うこと深切なり(福沢諭吉)」なのです。だから、公の責任ある立場からの当然の決心ができるし、予想される多くの困難にも敢然として立ち向かわんとする行動に繋がっていくのです。口先だけではなく、深い「情」に基づいているということです。

 今回の尖閣買取も、その思いから出たもので、所有者もそこに信頼が置けるから、売るということになったのだと思います。この話は本来、国が受けて立つところですが、所有者は今の政府民主党はかっての自民党よりも更に悪いと見限っているのではないでしょうか。
 国民の目(良識)は、確かです。


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://mokuyokai.blog18.fc2.com/tb.php/121-1d36d97e
    この記事へのトラックバック


    最新記事