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達磨の蕎麦会

2009年12月15日 22:28

 高橋邦弘氏の蕎麦会に行ってまいりました。
 超高技能者の技を間近で見られ、ちょっとした質問にも答えてくれますから、我々アマチュアにとってまさに至福の時間です。


takahasinosi.jpg
 蕎麦会は、二日にわたって行われ、両日ともに約200人の方が訪れるとのことでした。
 お目当ては、勿論、高橋氏の打った蕎麦です。
 そういうことですから、氏が11時頃から2時頃まで一人で打っていました。ただし、「延し~切り」の作業だけでして、その他の作業は全て弟子筋の人たち(約30人?)がやっていました。
 時折、観客とのやり取りをしながらですが、極めてスムーズに打っていました。商売とはいえ、見事なものです。
 前回の蕎麦の会のとき質問したことで、延しは「麺棒で厚い所を探しながら延していく」ということでしたが、そんなことを感じさせる作業振りでした。


takahasitoosi.jpg
 通しとお酒です。
 飲み物は、ビールと麦茶とお酒から選べますが、ここで選ぶべきは勿論お酒ですよね。銘柄を聞くと「四季桜」とかいう名前でしたが、癖のない大変いいお酒でした。
 味噌をなめながらお酒を頂いて、おもむろに蕎麦に移行する、というわけですが、まさに蕎麦前です。


takahasisoba.jpg
 あと釜前の方に聞いたのですが、茹で時間は30秒ということでした。
 一口目を口に入れたときににこれまでにない(前回も感じなかった)感じを持ったのですが、それは、味といういうのではなく、蕎麦の「感触」です。これは、オーバーに言っているのではなく、一口目の味わいがこれでした。
 蕎麦の張りが強くて、一本一本が口の中で、外に向かって押し広がってくる感覚です。
 よく「コシがある」とか「ない」とかいいますが、そう言われる方に対して更に詳しく問うと、「こりこり感」とか「歯ごたえ」という答えが返ってきます。しかし、私は、そういうことを「コシ」と言うのではないと思うのですね。
 今回味わったこういう「張り」のことを「腰が強い」というのではないか、と思っています。(このことは、また改めて書きたいと思います。)
 写真のように、盛り付けの際にも、その「張り(腰の強さ)」によって、比較的ほんわりとした盛り付けになっています。弱々しくべったりとなっていません。盛り付けの技術のほかに麺自体の強さがあるから、と思われます。


takahasikomaita.jpg
 高橋氏の小間板は、指の跡がくぼみになっています。(写真の手は私の手です。)
 小間板を押さえる力について聞いたのですが、「しっかりと押さえないといけない」という答えでした。
 その「しっかり」の程度ですが、少なくとも言えるのは「目一杯ではなく」その反対に「軽くではなく」ということです。
 また、押さえる位置は中央部分ではなく、どちらかというと先のほうになっています。この辺も一つのポイントではないかと思われます。


takahasihon.jpg
 たまたま、高橋氏の本を買って読んだのですが、良い機会なので、署名をして貰いました。
 署名を乞われることが多いのでしょう。自分の万年筆を落款を準備しておられました。
 この本は自伝のような内容ですが、蕎麦打ち一筋、あるべき姿を追い求めていくという、非常に真摯な姿が描かれています。当日、弟子達と盛んに冗談を言って居られましたが、この方は、本当はもの凄くシビアな人だと思いますね、私は。

 生き方は別として、蕎麦はひとつの目標に値すると思いました。
 また、がんばろうっと。


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